こんにちは、最上さな枝です。
新しい年を迎え、家族との時間を見つめ直す機会も多いのではないでしょうか。
年末年始、私も家族や親戚と楽しい時間を過ごす中で、昔の思い出が蘇りました。
家族は最も身近な存在であるはずなのに、時にその気持ちが理解できなかったり、距離感に悩むことがありますよね。今回は、「家族関係」をテーマに、特に家族との距離感に焦点を当ててお話していきます。
本当の自分で生きる人生をデザインする心理技術家
最上 さな枝 Mogami Sanae
「人は、いつでもなりたい自分になれるし、制限なく自由にやりたいことをやっていい。」
この理念の元、人の意識を本来の自由な状態に調整することで願いを実現させて思い通りに生き る方法として、独自に編み出した「アット・ゾーン®」を提唱している。
感情のすれ違いはなぜ起こる?
たとえば、以下のような経験はありませんか?
- 些細なことでイライラしてしまう
- 自分の気持ちを理解してもらえないと感じる
- 大人になっても、親に認めてもらえていない気がする
これらのもやもやした感情は、実は「子供の頃に家族の中で抱いていた印象」が影響していることが多いのです。
子供時代の記憶が今に影響する理由
私たちの潜在意識には、子供時代の家族との記憶が深く刻まれています。
「ほとんど覚えていない」という方もいるかもしれませんが、それは顕在意識に上がっていないだけで、潜在意識に封印されている可能性があります。
楽しかった思い出も、嫌だった思い出も、すべてが私たちの「家族像」を形成し、現在の家族関係に大きな影響を与えているのです。
例えば、親が厳しく叱る家庭で育った女性は、「自分はいつも何か足りない」と感じるようになりました。
結婚後、彼女は無意識に同じパターンを繰り返し、子供に厳しくしすぎたり、愛情不足を感じて悩むようになりました。
理想の家族関係を築く3ステップ
では、どうすれば家族との距離感を調整できるのでしょうか?
ここでは、潜在意識を活用した「理想の家族像を描く」練習をしてみましょう。
まず、子供時代の家族との楽しかった瞬間を思い出してください。どんなに些細なことでも構いません。
「チリも積もれば山となる」の精神で、できるだけ多くの思い出を掘り起こしてみましょう。事実かどうかは気にしなくて大丈夫です。
もし嫌な記憶が蘇ったら、それを理想の形に置き換えてみましょう。
例えば、「あの時、親が怒る代わりに優しく話してくれていたらどうだっただろう?」と想像を膨らませてください。
ここは、あなたの妄想力を発揮するチャンスです。
理想の家族像をもとに、今の家族に対して自分がどのように振る舞うかをシミュレーションしてみましょう。
例えば、「子供に感謝の気持ちをもっと伝える」「配偶者の話をじっくり聞く」など、具体的な行動を思い描いてみましょう。
そして、機会を見つけて、実際にその行動を実行に移してみてください。
自己肯定感が家族関係を変える鍵
家族関係を良好にするために最も大切なのは、「自分は価値のある存在だ」と自分で認めることです。
自己肯定感が高まると、自分にも家族にも優しくなれます。
前述の女性は、自分の潜在意識にある思い込みに気づき、「私は十分に価値がある」と心に繰り返し伝えました。
その際、「お正月に家族のために餅を焼いている私は素晴らしい」というように、具体的な内容を付け加えることがコツです。
「そんなこと誰でもやる」と否定したくなるかもしれませんが、自分を認めてあげましょう。
その結果、彼女は家族との時間を穏やかに過ごせるようになり、家族との心の繋がりを感じられるようになりました。
まとめ:家族関係を改善するために
家族関係の悩みは、潜在意識と深く結びついています。
今回ご紹介した3つのステップを実践し、自己肯定感を高めることで、より良い家族関係を築くことができるでしょう。