こんにちは、最上さな枝です。
以下のブログ記事では、家族関係における距離感についてお話ししました。
今回は、この内容をさらに掘り下げて「親との関係」に焦点を当ててお話していきます。
本当の自分で生きる人生をデザインする心理技術家
最上 さな枝 Mogami Sanae
「人は、いつでもなりたい自分になれるし、制限なく自由にやりたいことをやっていい。」
この理念の元、人の意識を本来の自由な状態に調整することで願いを実現させて思い通りに生き る方法として、独自に編み出した「アット・ゾーン®」を提唱している。
親との関係があなたの人間関係を形作る
私たちが最初に築く人間関係は、親との関係です。
親の言動や態度から学んだことは、無意識のうちに私たちの人間関係のパターンとなり、その後の人生に影響を与えます。
例えば、幼少期に「親の期待に応えないと愛されない」と感じた場合、職場や友人関係でも他人の期待に過剰に応えようとしてしまうかもしれません。
このように、親との関係は、その後の人間関係を形作る上で非常に重要な役割を担っています。
「親への感謝」が人間関係を変える力
「親に感謝することが大切」とよく言われますが、実際に心から感謝できると、驚くほど他の人間関係もスムーズになります。
しかし、感謝の気持ちが自然に湧かないこともあるでしょう。
そんな時は、以下の3つのステップを試してみてください。
親との関係を見直すための3つのステップ
まず、親に対して感じた嫌な思いや、自分が親にしてしまったことで後悔していることを、遠慮せずにノートに書き出してみましょう。
心のモヤモヤを言葉にすることで、気持ちが整理され、客観的に自分と親との関係を捉えることができるようになります。
次に、親にしてもらって嬉しかったこと、自分が親にしてあげて良かったことを思い出し、ノートに書き出してみましょう。
些細なことで構いません。
例えば、「運動会にお弁当を作ってくれた」「風邪の時に看病してくれた」など、具体的なエピソードを書き出すことで、感謝の気持ちがより深まります。
最後に、親の言動や態度が、自分にどんな影響を与えたかを振り返ってみましょう。
厳しくされた経験が忍耐力を育てたかもしれませんし、寂しい思いをしたことで人の気持ちがよくわかる人になったかもしれません。
このステップを通じて、親との関係から得た成長や学びを認識できます。
親との関係を見直して変化した実例
ある女性は、母親との関係にわだかまりがありました。
母親はとても厳しく、常に完璧を求めていたため、社会人になっても周囲の評価を気にしすぎて疲れ切っていました。
そこで、先ほどの3つのステップを実践したところ、「母は私が困らないように厳しくしてくれていた」と気づき、自然と感謝の気持ちが湧いてきました。
その後、職場でも自分らしく振る舞えるようになり、上司や同僚との関係が良好になったのです。
この事例からもわかるように、親との関係を見直すことは、人間関係の改善に繋がります。
親との関係を見直すことは自己成長の第一歩
親との関係は、無意識のうちに私たちの行動や考え方に影響を与えています。
その関係性を見直し、感謝の気持ちを育てることで、現実の人間関係が大きく変わります。
親への感謝は、今の人間関係の改善や、自己肯定感の向上にもつながる、非常に価値のあるワークです。
ぜひ、時間を取って取り組んでみてくださいね。